ねくらんらんのひとりごと

日記みたいなもんらしいです

17.思うこと

12月も終わりに差し掛かった。

京都の冬は痛い。

肌から伝わり心の芯まで冷やしていく。

人肌の恋しさどころか寂しさは増すばかりだ。

 

2017年はぼくの人生の中で全てがひっくり返った年だった。

3年間ダラダラと続けた学生を辞め、社会に飛び出した。

想像してるほど甘いものではなかった。

学生という肩書きをなくした僕は何も持たないつまらない人間に成り下がっていた。

 

刺激が欲しくて肝臓を酷使して酒をのみつづけた。

夜に街に繰り出し続けた。

楽しい夜は続いたが気持ちは一向に埋まらなかった。

枯れきった木にたかだかコップいっぱいの水をあげるかのような毎日だった。

そんな日を繰り返してなんとかたもっている。

 

 

 

バンドを新しく始めた。

メンバーはまだ二人しかいない。

曲が出来上がっていくワクワクと、満足できないソワソワが共存している。

バンドをやりたいとは言ったものの本当にこれでいいのがいつまでたってもわからない。

わかるまではやる。やり続ける。

 

いつか僕の曲があなたたちの手元に届くまで。

大好きな人たちには配ろうと思う。

手にとって聞いてほしい。暴言でも賞賛でも聞き入れるつもりだ。

 

2018年

平成最後の年。

この一年をどう過ごすか。

僕は枯れたまま生きていくつもりはない。

満ち足りた、潤った1年にする。

そう決めて生きていく。

うまくいかずとも強くなりたい1年だ。

 

僕はここです。

いきています。

 

 

 

 

16.涸れた

人の目を見て話す

人の話をちゃんと聞く

伝えたいことをきちんと伝える

そんな事が当たり前な世界

常識

大人としての当たり前の常識

 

目を見て話すと

その人がそのまま僕に入ってきそうで

そのまま僕の世界を壊されそうで

怖くて

怖くて

怖くて

目を見て話すのがとても苦手です

 

最近相変わらず

大人数と話した日は

胃の中のもの全部をぶちまけないと

気持ち悪くて

気持ち悪くて怖いです

 

前髪を伸ばし始めたのも

目を見て話すのが嫌だから

視線を隠せるから

のばしはじめて

もうずっと目が隠れないと落ち着かない

 

社会不適合者

そんな一言で片付けられればいいのに

 

15.信じるということ

 

 

人を信じるということ

 

それは裏切られるということ

 

分かっていても

 

苦しいものだ

 

 

寒い夜風が僕の裏切られた心を冷まして

 

苦しさが増していくんだね

 

泣き濡れた心が乾いて

 

もう何も考えられないよ

 

 

乾燥する皮膚

 

荒れた唇

 

ひび割れた指

 

固く閉ざしてしまった心

 

 

あなたなら信じれると思ってた

 

信じることって結局は

 

縋って依存してるいるだけなのかもしれない

 

一番近くにいてくれる人

 

信じていい人

 

そんな人が現れる日まで

 

僕は眠ろう

14.ひとり

ひとりで歩く夜道

ふりかえってみても足跡はなくて

今まで僕は何を残せたんだろう

何を頑張ったんだろう

そんなことばっか考える夜

 

嫉妬心

劣等感

罪悪感

 

意味の無い感情撒き散らして

真っ暗な道を汚していく

目に見えないものが汚れていく

その汚れに気付けない

弱い

 

意味の無い感情を溜め込んで

真っ黒になっていく僕

目に見えないはずの心

目の端が暗くなってきて

もうだめかもしれないね

 

素晴らしきこのクソみたいな世界に

サヨナラを唄おう

 

 

13 愛 (哀)

 

 

1円にもならない君との会話

愛だのどうだのってくだらない

そんなに愛が欲しいなら

他を当たってくれないか

僕には君を愛せる自信が無いんだ

 

君が隣にいた時間

僕は愛について考えた

好きだなんて言葉が嫌いで

好きだなんて言葉をだせなくて

君は泣いていたね

 

君の声が僕の心に降りてくることは無かった

そういままでもこれからも

僕は上の空だった

たった1ヶ月の間も愛せなくてごめんね

 

僕はそういう人間

 

メモ帳に書き散らかした空想

有償の愛なんて要らない

知らないきっと僕は知らない

君との時間すら大切に出来ないのに

何を言っても伝わらない

変わらない僕をみていてくれた

君のこともあいせなくてごめんね

そうだね死んだ方がましだね

 

12.笑い方

感情吐き出して
楽になりたかっただけなのに
わからなくなった
明日の僕はどこにいる
きっとまだここにいる

頭の中で唱える大丈夫の三文字
愛嬌振りまいておわる1日
僕の顔に張り付いたものは
笑顔の形したか仮面だった

笑い方を忘れたって今日を生きる
泣き方を覚えて強くなる
悲しいこと忘れて今日を過ごそう
明日が来るその時まで

感情吐き出して
楽になりたかっただけなのに
わならなくなった
明日の君はどこにいる
きっともういない

 

 

11.匂い

となりに居たはずのあなたは

午後16時、目を覚ますといなかった

「バイトだから帰るね。飲みすぎ注意!」

メモだけ残して貸した服は綺麗にたたまれていた

 

枕元は少しいい匂いがしてこのまま眠りに着きたいと思ってしまうほどだった

君の残り香をまとったまま原付にまたがり風で消えていくのが嫌で歩いて出勤したよ

タバコの匂いでかき消されてしまったけどね

 

付き合ってるわけじゃないしそういう関係でもない

別に好きでもないし付き合いたいわけでもない

でも君の匂いが好きだから隣にいてほしい

それだけ

それだけなんだ

 

今にも泣き出しそうな空はまるで僕の気持ちを表してるようで

先に僕が泣き出してしまったよ

君は泣かなかったね

ごめんね。

 

ごめんね。